正確な曲線の作図方法

レール
Nゲージ用のジオラマを作成する際に線路のパターン(レイアウト)を設計してから、土台となるパネルの上に実際に線路を引く予定の場所に正確に作図する必要があります。
Nゲージ用の線路は長さや曲率半径が厳密に決められており、曲線部分のレールは円弧を描いているのでレイアウトの下書きも曲線部分では正確な円弧を作図する必要があります。

小さい円であれば文房具店で販売されているコンパスを一杯まで広げれば何とか円弧を描けるかもしれませんが、緩やかなカーブのレールは曲率半径が大きいので普通のコンパスが使えません。このような場合に大きなサイズのコンパスを購入しなくても簡単に正確な円弧を描く方法があります。大きな円を描く方法ですが、まず最初にレールの曲率半径に相当する長さの紐を用意します。

円の中心に相当する位置に画鋲などで紐の一端を固定して、もう片方に鉛筆の先を結んで紐がたるまないようにコンパスのように円を描けば正確な円弧を描くことができます。Nゲージ用に販売されている曲線レールの規格(曲率半径)に合わせた紐を何種類か用意しておけば曲率半径の異なるカーブが組み込まれた複雑なレイアウトを簡単に設計することができます。