Nゲージ用ジオラマの制作-レイアウトの作り方

電車
Nゲージのジオラマを制作する手順ですが、まず最初に設置する場所のスペースに合わせて土台となる板(ベニヤ板など)を用意します。次いで土台の上に、模型を走らせる線路や建物を大まかに配置します。レイアウトの作り方ですが、線路を設置する際はいくつかのブロックに分けて少しずつ敷設しながら試運転をします。

鉄道模型Nゲージは車両以外にも自動的に作動する踏切や信号なども充実しており、車両の動力や鉄道設備に必要な電気配線は全てこの段階に設置します。もしも線路や配線を全部設置した後に試運転をして電気系統の接触不良や短絡、脱線などの問題が生じた場合に不具合箇所を突き止めて修正するのは大変なので、線路を組み立てる段階でこまめに通電・走行試験を行うようにします。
線路や電気配線の設置が作業ができたら山や川などの地形を制作します。ループ線を設計する場合に列車がぐるぐる回っている姿が見えると狭さを感じさせてしまうので、トンネルや大きな建物を設置して線路の一部を隠すことで空間に広がりを持たせることができます。

地形が完成したら架線柱や電柱、駅やその他の建物・道路を配置し直して最終仕上げをすればレイアウトが完成です。最終仕上げでは線路のバラストや地面の土や樹木・草花、建物をよりリアルに見せるためにパウダーを使用したり、人形や自動車の模型を配置します。

Nゲージの車両はパネルに固定できるのでジオラマにしやすい

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日本で最も鉄道ファンに普及しているとされている鉄道模型がNゲージで、ジオラマなども広く販売されています。完成形も売られていますが、パーツごとの販売も行なわれているため、オリジナルの鉄道ジオラマを作りやすいといった点が、Nゲージが人気を得ている理由だと言えるでしょう。Nゲージ ジオラマ
そんなNゲージと特徴として挙げられるのが、車両をパネルなどに完全に固定してしまえるといった点です。

特殊な接着剤を購入ですとも一般的な接着剤で簡単に固定できることから、車両をパネルに設置してコンテストに出したいといった方にとって便利になっていると言えます。
特殊な接着剤を購入しなくていいといいうのは、ジオラマ製作にかかってくる費用の節約に繋がるため、他のパーツの購入に力が入れられようにもなります。作品の完成度が更に高まるということなので覚えておくといいでしょう。

Nゲージは動力に電気を用いた走行模型なので走らせることが醍醐味だと考える方も多いのですが、走行させずに静止させた状態での完璧さを目指すといった方も少なくないため、パネルへの接着をためらう必要は無いと言えます。ちなみに接着させた状態でも電気は通るので、車両を点等させることなどは容易に可能ともなっています。

Nゲージ用ジオラマの作り方-床の上に線路を組む方法

線路
Nゲージのジオラマで人気があるのは大きなベニヤ板や発泡スチロール板などの上に線路や地形を配置して固定した固定レイアウトですが、もっと簡単にレイアウトを組む方法があります。土台用の板を使用せずに、床の上に直接線路やその他の施設を配置するお座敷レイアウトと呼ばれるものです。お座敷レイアウトは設置や撤去作業が簡単で、ビギナー向けのセットで用いられる手法です。

お座敷レイアウトはTOMIXから道床つきのNゲージ用レールが販売されるようになってから普及するようになりました。これはレールの土台部分に道床が付いているので板などに固定してバラストを撒く必要が無く、直接床の上に置いて直流電源と接続すれば模型車両を走らせることができます。

お座敷レイアウトはレールやその他のパーツを使用後に撤去・分解して別の場所に収納することを前提として土台用の板を使用せずに床の上に直接レイアウトを組むので、多くの建物や手の込んだ草木などのパーツを配置したり、踏切・信号機や架線柱を設置した本格的なジオラマを作ることはできません。
それでも車両を走らせること自体が目的であったり、Nゲージの初心者が固定式レイアウトを制作するための練習用に頻繁にレールを設置・変更するためのものであればお座敷レイアウトが向いています。

Nゲージのジオラマの市販の建物をカスタム

街並み
Nゲージとは線路の幅が9mmなのでそのNineの頭文字からその名がついているのですが、現在鉄道模型では最も普及している規格といってもいいものです。もちろん、車両を飾るだけでも楽しめますが専用の線路とコントローラを用いることで走らせることができます。線路だけでは寂しいという人がさらにその周辺に市販のジオラマ用の建物などを用意し、ジオラマをより本格的に仕上げる人もいます。

ジオラマそんな奥が深いNゲージですが、市販の建物ではどうしても昭和の古き良き雰囲気を演出することが難しいのです。
その理由として、屋根のトタンは本来長い年月の間にどうしても錆びが生じるので、表面に茶色い部分があられるのです。では、よりリアルさを求めるのであれば、その錆をも再現すればよいのです。その再現方法ですが、大きく分けて2種類ある方法の中で、スプレーを用いる方法が圧倒的に簡単です。

まず、茶色の塗料のスプレーとマスキングテープと新聞紙を用意します。新聞紙を作業場所に敷いたら、マスキングテープで錆を表現したくないところを保護するために貼ります。するとあとは錆を表現したいところだけが残るので、あとは用意したスプレーで錆を表現するだけです。